生活保護の落とし穴? 第2弾

 時間ができたので、連続カキコミしますね。

 前項で書いた計算では生活保護者が裕福な生活が出来るのはご覧の通りです。さて、ここで今度は、各区役所の担当者によって生活保護の解釈や、理解に誤差があるってこと。

 生活保護者は、各区役所の生活保護課の職員が担当を受け持ち月一回程度の自宅訪問をし、生活状況や本人の状況を担当職員が判断したりします、その他に、各町内会や区域に役所と連携をとって連絡係りになったり地域保全に勤める民生委員っていう民間協力者がいます。

 近所に高齢者が一人で暮らしていて、「最近見ないなぁ~」とか、家族と住んでいるが、時々助けを求めたり、「もしかして虐待?」と思うようなことがあったら、近所の民生委員に通報すると、協力や、関係機関への通報をしてくれるものです。

 さて、ここで、実例でお話します。

 一人暮らしの老人が体調不全で病院に緊急入院しました、この老人は生活保護者です、また、身寄り家族はいるが、疎遠状態で近くにはいない、この場合緊急入院した際、病院から保護課に連絡し、事情を説明し入院になります。

 入院した場合も入院費その他費用は生保で賄えます。しかし、自宅はどうでしょうか?電気・ガス・水道・家賃、これに冬季間の場合水道の凍結の恐れあり。

誰がここの手続き(電気・ガス・水道の使用停止依頼)水道の凍結防止(水抜き)

をしますか?  誰もいませんね。

また、この入院が長期入院(6ヶ月)を超えた場合、生保は一旦切られます。

これが継続されているだけで、1ヶ月数千円の基本料金が発生しますね。その基本料金x入院月分が滞納状態で請求が来ます。例えば3か月入院で光熱費基本料金x3ヶ月、家賃x3ヶ月これが、退院したと同時に請求されてしまう。

 尚且つ、入院時に掛かる洗濯費や日常雑貨費家賃は月々の生活保護支給額に含まれているので払えるとして、入院期間中の生活扶助2種の部分はカットされているため退院時の出費は生保の方にとってはとんでもない死活問題になる。

 でも役所の対応はその分多少なりとも節約しながら考えていけば払える計算になっているという答え。

 実際、そんなことまで考えている老人が何人いるでしょう?皆さんの血税ですから節約するのは当然の事、でもそうできないから生保を受けているんじゃないですか?こういった入退院を繰り返しどうにもならないくらい生活を困窮してしまう高齢者が多いのが事実。

 前項に述べた担当職員も皆さんの血税で給料をもらっているはず。また連携をとるべく民生委員もいるのに、この辺の入院に対する対応が役所には無い。

 生保で金を出していればそれで良いわけじゃない。これだけ介護福祉や高齢者に対する世論があるのに役所の職員は鈍感な感性の持ち主しかいない。

 悲しいことですね。そんな老人が増えれば孤独死、野たれ死、家の中に居ながら冬に凍死なんてことも、あり得る。

 それを役所に問いかけると、必ず出てくる言葉が、(決まりですから。)(個人情報保護法があるので。)と来る。だからこそ、役所の人がやらないとだれもやらないよね?いや、できないよね?でも誰かがやってあげないといけないことだと私は思う。

数字でしか物事を図れない人間が実際の状況に目を向けれないのは仕方ないけど

数字じゃ出てこない計算式はたくさんあるんだよね。

助けを、安らぎを、家族を求めてる高齢者がたくさん居ることを知ってほしい。みんな寂しいんだよ、一人が怖いんだよ、そそんな老人に少し現実視することを何故しないんだろう。